文字組は極論、読みにくくても良い!2021.07.06 13:44なんじゃーこのウネウネは!文字組ってこんなに自由なんだネ!読みやすいかと言われると疑問だケド、写真の上に載せるとなんだかアバンギャルドな抽象画のような趣きも……誌面全体で見たときにどう映えるかってのがやっぱり大事になってくるんだな〜って思うし、このアングルいいな〜って思ったら結局...
マージンにも意味がある2021.06.29 03:00ハワワヮヮ……美しい……いや、深津絵里のことじゃなくて、この文字組!深津絵里も美しいけどネ!本文のテキストボックスが写真のマージンをビシッと浮き彫りにしていて、その下のキャプションとも面がちゃんと合ってる。そしてキャプションはその右にある書影とセットだカラここはマージン狭いんだネ...
本文を左右に分かつデカい文字(川柳)2021.06.07 03:00タイトルとリードコピーが本文の真ん中に……!確かにど真ん中に一番デカい文字があるのは分かりやすく左右対称で見栄えはいいけどまさかボディコピーを左右に割いてど真ん中にタイトルを配置するというのはなかなか振り切ってるネ!タイトルは端っこの方!というのがいかに凝り固まった固定観念かとい...
バカすげぇジャンプ率2021.06.04 03:00はわわ……なんじゃあこのジャンプ率!文字の色やフチ、影や罫線で目立たせるのではなくあくまで「大きさ」だけで勝負するこの心意気!たった3色しか使っていなくても、ここまで誌面はダイナミックになるんだネ!「もっと情報を詰め込みたい」「小さい字が読みづらい」なんてクライアントじゃ実現でき...
縦組みでも横組みでもない組み2021.06.03 03:00リ、リ、リードコピーって皿の周りに沿わせてもええんやネ〜〜〜!!お堅かったりお高く止まったりする雑誌では考えられない自由度!面白いネ〜〜〜人生いろいろ、男もいろいろだネ!じゃあの。女だっていろいろ咲き乱れるの。島倉千代子です。MEETS REGIONAL 2021年6月号 p.2...
Hのクセがスゴい!(もう本人も言わないやつ)2021.05.12 13:37見て見て!この大胆なH!単語の間に別の単語を小さく入れるテクニックを前に紹介したネ。あれの欧文版!どデカい頭文字の隙間に残りの文字が収まるという奇妙極まりないレイアウトなんだケド、不思議と下品さが無いのはクラシカルなフォントのせいかもネ!あとそもそも、こういう文字組を欧文の古典書...
不安定で無秩序な文字組の効用2021.05.11 12:58ああ……なんかいいネ……これは左ページの左上、いわゆるショルダーの部分。斜めの線とヘルベチカぽい英文だけなのに、叙情的な雰囲気なのはなぜだろうネ?もしかしたらその理由は「不自然な視線の動き」にあるのかもしれないネ。横書き(左とじ)だと普通は左上から右下に向かう視線が、左下から上に...
大胆なジャンプ率と繊細な配色2021.05.06 07:29見て!見て見て!この潔いまでのジャンプ率!一番ちっこい文字と一番でっかい文字の大きさの差こんな幅あることある?これ相当思い切ったよネ!あとこの「究極のお取り寄せ」、色が黒なんだよネ。他の小項目は黒いリードコピー+山吹色のタイトルという組み合わせだケド、ここはオール黒。理屈で凝り固...
ドロップキャップは、自由だー!2021.04.22 03:00これ、アレだネ!ドロップキャップに文字以外の要素を盛り込むヤツ!前のケースでは内容に合わせたピクトグラムを置いて見出し的な意味合いのアイキャッチとして機能してたけど、今回のはそれを更に抽象化した感じだネ!この連載に登場するのが三毛とグレー2匹の猫ちゃんということで、この2色の丸が...
文字組で目を惹かせるロジック2021.04.19 03:00この誌面を見て「マーマレードラムバター」に目が行くの、なんでだろう?と考えたときに、まず級数がデカいというのはもちろんなんだケド、字間が広いというのも大きな要素だなーと思うんだよネ!目線を動かすスピードが一定で文字数が同じであれば字間が広ければそれだけ読むのに時間が掛かるわけで読...
単語の中にフレーズ割り込みメソッド2021.04.15 03:00パリのパとリの間に……パリを形容する一文が……キターーーーーーーーーー!!割と年配層高めターゲット冊子によくある文字組で、『文字の中に別の文字を入れちゃうメソッド』があって、こういうのを見るとあァ〜〜、大人の雑誌を読んでるなァ〜〜って気分になるんだよネ!中島は一度も使ったことない...
ドロップキャップ新世代2021.04.12 03:00出ましたドロップキャップ!……かと思ったら……違う!アイコンでした!!そもそもドロップキャップとは何のためにあるのかということを考えたとき、「別にここ、1文字目じゃなくて良くね?」って気付きがあったんだろうネ!読者の目線を文頭に誘いたいのであれば、むしろ文字よりイラストの方が目を...